2007年9月24日 (月)

昨冬の竹の油抜き

夏場は絶不調でしたので、ひさしぶりの日記です。

この連休には、昨冬に採ってきた竹の「油抜き」という作業をしました。

参考:昨年12/24の竹取日記
http://iwatake.tea-nifty.com/blog/2006/12/post_c3d0.html

引越しでバタバタしたり、体調が悪かったりで、半年以上放置という間抜けなことになっておりました。

横笛用の篠竹と、尺八用の真竹を1mくらいに切りそろえたものが30本くらい。
廊下に転がしてありましたが、幸いカビ・虫は出ていませんでした。
それを台所のガスコンロの炎の上で回しながら、ゆっくり炙ります。
真ん中まで進んだら、ひっくり返して反対側を濡れ雑巾で持ち替えます。(素手で持つと、まだ熱いので)

「油抜き」と呼ぶのは真竹(尺八)の場合に表面に浮かんでくる油を拭き取るからなんですが、篠竹は油が出てこないので、単に熱を通すだけです。
殺菌(カビ防止)・殺虫と音色向上(油成分が繊維に浸透する?)に効果があるそうですが、本当のところはどうなんでしょうねえ。
少なくとも見た目は良くなります^^。

廊下の邪魔者が無くなって、しかも数年後に笛を作るための下準備が完了して、ホッと一安心です。

さぁ~秋祭りに向けて(演奏の練習を)頑張るぞ!

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2007年6月30日 (土)

プラスチック・ノギスで横笛測定

横笛自作に「ノギス」は便利ですが、金属製ノギスでは竹や漆・塗料の表面を傷つけてしまう心配があって、安心して使えません。
特に、他の方の笛を測らせていただくときには、金属ノギスを出すわけにはいきませんね。

そう思いつつ、百円ショップを回っていたら、プラスチックノギスを発見!

Calipers1
上が篠笛(唄用8本調子)、中がプラスチックノギス、下が金属性ノギスです。

Calipers2 
歌口の口径を測っているところ。
篠笛の場合、歌口・指孔の縁を塗装するのが普通なので、金属性ノギスを当てるときは傷つけてしまいそうでヒヤヒヤものです。
(僕が作るときは、普通のプラスチック定規で測っていました)

Calipers3 
分かりにくいかもしれませんが、ノギスのお尻部分についている「深さ計測用の棒」で歌口部分の管の厚みを測っています。

正確さに関しては、金属製のほうがずっと上でしょうけど、塗装面を傷つける心配がほとんどなくなるのは良いですね。

ちなみに、今回僕が購入したのは「Seria」犬山店でした。
プラスチックノギスが2種類ありました。
http://www.seria-group.com/home.html

このプラスチックノギスの製造元は、新潟の「エコー金属(株)」ですが、個別注文はできませんので、購入はお近くの百円ショップでどうぞ。

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2007年1月 4日 (木)

竹の節抜き工具

横笛・尺八などを作るために竹の節を抜き、内部を削るための工具です。
新年早々ガリガリやってました。

Photo_19
左から「木工用 ハイビット10mm(スターエム社の手回しドリル)」、ネズミぎり(5mmくらい)、やすり棒(ただの木の丸棒に紙やすりを両面テープで貼り付けたもの)×2、金工用半丸ヤスリ、金工用丸棒ヤスリ、木工用丸棒ヤスリ、木工用丸棒ヤスリ(鬼目)。
一番手軽なのは「ネズミぎり」で下孔を開けて、やすり棒で広げる方式ですが、広げる段階では金属棒ヤスリのほうが仕事が早いので、もっぱら右の2本を使っています。
「ハイビット」はネズミ錐より早く大きな穴を開けることが出来ますが、先端部分がネジ込み式なので、竹が割れないように注意が必要です。
電動工具で「C型ショートビット」(トップマン、スターエム社)のような木工用特殊ドリル歯を用いるともっと早いでしょうけど、なんだかんだ言って、趣味レベルで竹に穴を開けるにはネズミ錐が一番使いやすい(安い、軽い、出し入れ簡単)というのが僕の実感です。

Photo_22
左写真の一番右の丸棒ヤスリ(鬼目)は10mm径ステンレスパイプ(のれん棒などで代用可)をビニールテープで接いで、長くしてあります。
腕・腰で体重を掛けられるので、あっという間に節がなくなります。長い竹の内部の掃除にも活躍します。

6mm
ステンレスパイプの反対側には、「木工用 ハイビット」(スターエム社)の6mmタイプをつけてあります。
左は篠竹、右は適当な厚紙で作った保護カバー。

1m近い長さの竹の真ん中に節があっても、これで抜くことが出来ます。
ずっと同じ方向に回さず、120度回したら30度くらい戻して、削りくずをほぐしながら、じわじわと削っていくのが良いようです。(一気に回すと詰まってテープ部分が滑ります)

いきなり10mmくらいの孔を開けたいところですが、太いドリル歯をつけると過負荷でビニールテープが滑り、ドリルがすっぽ抜けて竹の中に残ってしまったりします。ネジのように節に食い込みますから、回収困難になって大変です。

長~い竹の節を抜くことが多い尺八製作家の場合、金棒・鉄筋などで作った専用工具を用意されるそうです。僕は専門家ではないので、ありあわせのもので間に合わせています。

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2006年12月27日 (水)

歌口の埋め戻し(プラ管篠笛)

さて今回はチョット難しい、横笛の歌口の補修改造例です。

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一番左はゼンオンのプラスチック篠笛(七本調子B管)、その右はスズキのプラ管篠笛「飛天」(七本調子B管)です。本来、ほぼ同じ設計のものです。
右の「飛天」の歌口が広いのは、数年前に歌口を広げる改造を試し、広げすぎて失敗…した結果です。
この「広がりすぎた歌口」を修理するのが今回の目標です。
写真の中央にある白いマスキングテープを巻いた棒を管内に入れ、パテを入れていきます。

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パテは縮みますので、余裕を持って多めに盛ります。
盛り終わったら、慎重に棒を外し、乾燥させます。

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2~3日待ってから、ナイフとヤスリで丁寧に削ります。これは1週間待ってから削りました。急ぐと苦労が水の泡です。少しずつ作業しましょう。

筒音(最低音)から大甲(3オクターブ目)まで、バッチリ鳴るようになりました。まあ成功と言っていいでしょう。

Modelpaste
ちなみに今回使用したパテは、洋画材料のアクリル絵の具下地剤「モデリングペースト」と「ジェル メディウム」、「との粉(黄色)」を混ぜたものです。
固まってもプヨプヨと弾力性がある感じなので、恒久的な修理材料としては向かないようです。(ちなみに、歌口エッジがプヨプヨの材質でも、笛はちゃんと鳴ります。ちょっと不思議です)

水性パテのコニシ「ウッドパテS」、セメダイン「木工パテA」のような、硬くなるタイプのパテのほうが良いでしょう。

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2006年12月26日 (火)

ウッドパテSで竹の割れ補修

今回は、ヒビ割れた竹材の補修(埋め)について。

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真ん中にあるのは、乾燥中に割れてしまった篠竹です。パックリいっちゃってますね。
下のものは、立ち枯れていた真竹。やはり、深いヒビが入っています。
もちろん、このままでは笛の材料になりません。

思い切って縦割して合わせ面を削り、接着して管に戻すという方法もあるのですが、このところ研究中の「ウッドパテS」(コニシ社)で埋める方法を試してみることにしました。

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「ウッドパテS」の「ラワン色」(皿の上側)に、少しだけ「黄色のアクリル絵の具」(皿の下側)を混ぜます。黄色は、ホントにチョットだけでよいです。写真の量でも多すぎ。
アクリル絵の具は何でもOK。これは100円ショップ(ダイソー)で売っていたものです。
固いときは水を数滴垂らすとサラサラになりますが、縮みやすくなりますので、あまり水を混ぜないほうが良いです。

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混ぜると、こんな色になります。どうでしょう!?竹の肌の色に近いですよね!
ヒビ割れ部分に詰める作業は「埋める」というより「乗せて、押し込む。すり込む。」という感じです。
乾燥すると縮むので、豪快に盛り上げた状態で数日乾燥させます。
急ぐ場合は、半日程度待てば、一応削れる固さにはなります。

必要量の目安としては、今回0.3~1mm程度の幅のヒビに44cm×4+α=だいたい2m相当を盛って、50gのチューブが空になりました。

ちなみに、水を混ぜすぎたり、押し込み方が悪いと、下写真右側のように、隙間が残ってしまいます。左側の灰色の部分のように、「恥の上塗り」をすることになります。。。
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なお、作業後の皿・ヘラ・つまようじは、水洗いできます。
においも、ほとんどありません。換気の必要がないので、冬場は特に助かります。

さて、結果はいかに・・・

【参考資料】
コニシ「ウッドパテS」(アクリル樹脂系・エマルジョン形)
日曜大工店(DIY店)等で購入できます。
水性ですが、乾燥すると耐水性になります。
黄色っぽい「ラワン」、白っぽい「タモ白」の2色あります。竹には「ラワン」がおすすめ。
50gチューブ¥ 298
120mlチューブ ¥651
1kgプラ缶 ¥1,228

コニシ社のホームページ
http://www.bond.co.jp/product/build/tube.html

なお、「ウッドパテS」は所詮パテなので、接着力は弱いです。
もっと頑丈な充填接着を望まれる場合は、「エポキシ接着剤」をお試しください。
2種類のチューブを同量ずつ混合すると固まるタイプのものです。
ひび割れ部分を100℃近くまで温めておいて、エポキシを乗せるとエポキシがサラサラに流れるようになり、隙間がキレイに埋まります。
エポキシは硬化時間が長い(6時間以上のタイプ)ものを選びましょう。
こちらも、完全硬化まで数日じっくり待ったほうが良いです。

エポキシ系接着剤のおすすめは「アラルダイト・スタンダード」12時間タイプ
http://www.toolfirst.jp/epoxy/a_standard_170.htm
http://www.huntsman.com/structural-adhesives/index.cfm?PageID=4335
無色透明で、流動性、硬化後の耐久性も抜群です。

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2006年12月25日 (月)

竹をゴシゴシ

土曜日に採ってきた横笛材料の篠竹を洗浄しています。

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ナイロンタワシ(不織布、研磨剤なしタイプ)でゴシゴシ。

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キレイになりました!

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しつこい汚れや節皮の残りは、マイナスドライバーやノコギリの背でこそげ取り、ブラシでこすります。
あまり強くこすると傷が付きますので、慎重に。
シールはがし用のスクレーパー(金属製とプラ製を使い分ける)、「へら」なども良いかも。

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こんな枝つきの竹は洗うのも一苦労ですが、作る楽しみは倍増です。

だいたい外径20~22mm、節間が38~42cmくらいのものが主なので、八本調子の篠笛(西洋フルートの1オクターブ上のC管に相当)を量産できそうです。

竹材は2~3ヶ月干したあと2~3年寝かせる必要があるのですが、明日は雨が降りそうなので陰に引っ込めました。

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2006年12月24日 (日)

竹取り、竹堀り行ってきました

昨日、神戸の山中にある母の実家にお邪魔して、竹を採取してきました。
よく晴れて暖かな日で、屋外での作業は汗ばむほどでした。

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篠竹です。皮をかぶっているのが特徴で、実は笹の仲間です。川沿いの土手に良く生えているそうです。
篠笛(しのぶえ)という横笛の材料です。

篠竹は皮を外し、1mくらいに切りそろえて持ち帰りました。

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真竹です。竹の子を食べる孟宗竹という品種より細めで、節の間がちょっと長いです。
尺八の材料になります。特に根付きの部分が貴重で、ここを掘り出すのが一苦労です。1本掘り出すのに叔父さんと2人がかりで30分くらいかかりました。
(慣れた人だと、長芋掘り用の鍬で地下茎を切って5分~15分くらいで掘れるそうです)

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真竹の根っこの部分の泥を落としているところです。予想よりずっと重労働で、ヘトヘトになりました。丈夫な根っこが網目のように絡んでいて、石噛んでるんだもの。。。

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2006年3月 1日 (水)

木管尺八の歌口改造&横笛の指孔埋め加工

先月、手持ちの木管尺八(花梨)を改造しました。月末に体調を崩してお休みしていましたので、ようやくですがレポートをまとめます。
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  • 歌口に竹を埋め込む
  • 歌口、アゴ当たりの微調整(削り)
  • 指孔の調整
  • 管内と指孔の塗装(合成漆)

※注意!工作技術に自信がない方は、真似しないで下さい。改造は自己責任で!この記事を参考にして失敗したと言われても、責任は持ちません。

普通、竹製尺八の歌口には、水牛の角・象牙・エボナイトなど「適度な硬さの硬質材」を埋め込んであるのですが、木管尺八の場合は削ったそのままの状態で塗装してあるだけです。今回は、せっかく改造するのだから、ちょっと変わったことをしてみようと思い、竹の硬い部分の繊維が、息と垂直になるように歌口に埋め込んでみました。竹の横笛(篠笛)の歌口部分と息の関係を、尺八で再現してみようという試みです。

まず、歌口とアゴ当たり、指孔の大きさ調整を済ませてから、歌口の削る部分にシャープペンシルで補助線を引きました。右にある竹は、工作練習に使った尺八用竹材の端切れです。歌口に埋め込む大きさより、大きめに切り取ってあります。ヤスリで整形する予定です。
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本体の「溝」(凹部)を、切り出し小刀、精密ヤスリで丁寧に削ります。
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何度も試行錯誤しながら、「溝」と「埋め材」がピッタリはまるように、ヤスリで整形します。かなり根気が要る作業ですね。僕みたいな素人の腕では2~3時間かけて、ようやく妥協できる程度になりました。
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いよいよ接着です。木工ボンドでは少し頼りない気がしたので、昔から使っている2液混合型エポキシ接着剤を使うことにしました。2液混合型エポキシ接着剤といっても、メーカーによって性質や硬化時間が異なります。今回のように精密加工・強力接着・長年の信頼が必要な場合は、硬化時間が長めのタイプを選んだほうが良いようです。通常「ABボンド」などの名称で売られている日用接着剤は5分~10分程度で硬化しますが、接着強度や硬化後の信頼性は長時間硬化タイプより劣ります。今回使ったものは「12時間」タイプです。
(接着剤の左下にある小さい竹片を、歌口に埋め込みました。)
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よく混ぜてから、つまようじで両面に薄く塗ります。欲張って厚く塗っても、はみ出て後処理に困るだけなんですよね~。はみ出た部分の処理が楽になるように、接着面の周囲はセロテープでマスキングしておきました。
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慎重に埋め込み完了。
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接着剤の説明書には「12時間硬化」と書かれていますが、これは「まあまあ固まる時間」なので、倍以上待ってから工作を行ったほうが良いのです。エポキシに限らず、接着剤でも塗料でも、「あわてると失敗する」傾向がありますよね。待ちすぎると、今度は硬すぎて苦労することもあるようですが。
気温が低いほど硬化に必要な時間も長くなりますので、今回は2日待ってから作業再開しました。
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外に出ている部分をレザーソー(ピラニアンのこぎり)で切断。
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内側が難題ですが、今回埋め込んだのは幸いにも「竹」なので(笑)、切り出し小刀とヤスリで簡単に整形できました。(しかし、やはり「竹」ですから、油断すると大事な角までザックリ割れちゃいます。慎重に!)
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ここで吹いてみたくなるところですが、ガマンして塗装しました。管内は釣竿用の合成漆(フグ印の「新うるし」)を2回塗り、外側は「木彫オイル」(浸透性ウレタンニス)で仕上げてみました。

できあがり。かなり個性的な木管尺八になりました。
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アゴにあたる部分が「オイルフィニッシュ」(「木彫オイル」)仕上げなので、肌触りも非常にソフトになってビックリ。売られていた状態ではツヤニス仕上げだったので、ちょっと冷たくて硬い感触だったんですよ。
自分に合うように削ったわけですから、当然前より鳴らしやすくなりましたけど、音質の変化に関しては全く分かりません。上手い人に吹いてもらって感想を聞くしかないでしょうね。

全体写真です。七孔の木管で、さらに内面が黒塗りという、世界に一本だけ?の尺八になったかも。黒くて丸い小穴がカワイイ、と思いませんか?
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さて、上側にあるのは、5年以上前に作った竹の横笛で、唄用篠笛一本調子に相当します。木管尺八の改造と並行して、こちらも調整・塗り作業を行いました。
横笛のほうも筒音はDで、尺八(一尺八寸管)と同じなのですが、尺八より歌口~管尻が短いですね。おそらく、横笛のほうが管の内径が太いからでしょう(横笛内径20-19mm,尺八内径20mm-16mm)。横笛と尺八では歌口の開口端補正に差がある可能性もあります。

一本調子横笛の指孔部分の拡大です。一度あけた穴を白い樹脂で埋め戻して、新しい孔を開け直しています。
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埋め作業を行ったのは5年前の事なので写真は残っていません。国際ケミカル(Kokusai Craft)社の「ホビーキャスト Hobby Cast」という型注入用ウレタン樹脂を使いました(東急ハンズ渋谷店で購入)。粘性が低い(サラサラ)ので、流れ出さないようにマスキングテープで「底」「堤防」を作っておく必要がありますが、スキマまでしっかり埋まります。本来の用途は「型」に流し込んで人形・プラモデルを作ったりするみたいですね。硬化後はナイフで削れる程度の適度な硬さで、削り直しもラクチンです。エポキシ系樹脂・接着剤だと、固まった後もネバネバしたり、削りにくいんですよ。この写真では白いまま使っていますが、注入前に色をつけておいたり、初めから茶色のものを買えば、もっと目立たないように出来ると思います。
指孔の埋め戻しに適した材料・技法は、もっと他にもありそうなのですが、なかなかベストなものは見つからないですね~。良い方法をご存知の方、ご教示下さい。

【参考】
尺八の作り方、気柱の理論など参考になるページ

普通の竹製尺八の作り方で参考になるページ

塩ビ管尺八の作り方で参考になるページ

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