2007年9月25日 (火)

垂るる稲穂

実るほど頭(こうべ)を垂れる稲穂かな  詠み人知らず

という俳句がありますが、近所の田んぼがまさにそんな感じになってきました。
8月ごろには天を突くように背伸びしていた稲穂が、今は重くなって葉の間に隠れるほどに下がってきています。
人生も、このようにありたいものですなあ。

稲穂見てはつと吾身を省みる  岩茸

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2007年6月26日 (火)

少子化問題を「過激」に考えてみる

「少子化」つまり出生率低下が、政治的な『問題』なのかどうか、について色々議論があります。
「少子化」への『対策』の具体案についても、多くの議論があります。
私自身としても、色々思うところがありました。

ある知人の文章に刺激を受けましたので、僕もちょっと書いてみようと思います。

僕は、問題の全体像を把握したいときは、なるべく過激な思考パターンを何種類も試すことにしています。

例えば、

A.少子化は『日本という国家』の存亡の危機である。

日本の国力維持のために、日本の人口を維持、あるいは増やしていく必要がある。
◆ 子供がいる世帯に対して所得税優遇、助成金など。
◆ 育児休暇・育児中はパートタイム出勤に切り替え
◆ 保育所の増加、助成金、税制優遇措置
◆ 産科・婦人科の医師・看護師・職員の待遇を抜本的に改善
◆ 労働人口維持のために、外国人労働力を歓迎すべきだ。
(※A.の立場の人の間でも、具体的な対策に関しては議論百出ですので、ここの案はあくまで「例」です。)

B.少子化は成熟化を目指すべきというメッセージだ。

日本の経済的発展はピークを越えた。これからは、少しずつ人口減少し、世界の中での日本の存在感は小さくなっていく。
若返ろうとしても無意味なので、少子化『対策』を行う必要は無い。
「小さくても個性的で魅力的な文化を持つ国、日本」を目指して、文化成熟の方向に国力を用いるべきだ

C.少子化は自然の摂理である。そんなささいなことを気にしても仕方ない。

人類は、すでに「ゆるやかな絶滅への道」を走っている。
最後に一花咲かせるもよし、身辺整理して静かに死を待つもよし。

皆さん、どう思われますか?


私は、科学者としてはB.と考えますが、政治的市民としてはA.と考えます。

その前提で、やはり「子供を持つことが幸せに感じられる社会」を取り戻すため、具体的な政治決断を行ってもらいたいと希望しています。

蛇足ですが…
「子供・若者が少ない社会は、子供を持たない世帯の人にとっても、住みづらい社会である」ということは、お分かりいただけるでしょう。

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2007年6月25日 (月)

「盲信しない」という原則

テレビを見ていたら、中欧の古い町で、コウノトリ保護のため、コウノトリが巣作りできる台を屋根の上に作る運動が紹介されていました。
古い町並みと相乗効果で、観光名物にもなっているそうです。

しかし、コウノトリのエサ場は、近隣の休耕地(湿地帯のようでした)。
それが、近年のバイオ燃料ブームで、「燃料にするための穀物」(菜種、ひまわり、小麦)の栽培が盛んになり、休耕地が減っているのだそうです。
(エサ場が少ない→子育て、渡りができない→コウノトリ減少、絶滅の危機)

「コウノトリの保護」と、「バイオ燃料推進」は、両立できない。
しかし、どちらも「正しい」とされているので、決着は付きません。

こういう事例を見ると、「常識的に正しい」ことに関しても、「盲信してはいけない」のだと思い知らされます。

でも、「盲信しない」ということと、「すべてのことは、疑ってかかるべし」というのとは、ちょっと違うんですよねえ。
懐疑論者の文章を読むと、もはや「犯人捜しをする知的快感」が目的なのじゃないかなあという印象を受けることがあります。。。

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2007年6月22日 (金)

サボテン開花!赤と黄色

愛知県に引っ越してきて、2ヶ月が過ぎました。
先週からは市民会館のスポーツジムに通い始めたり、ようやく土地に慣れてきた感じがします。
体調も良い感じが続いておりますので、久々にブログ更新です。

沖縄は梅雨が明けたとTVで言っていましたが、梅雨入りしているはずの愛知は全然雨が降りませんね。明日は雨という予報ですが…

Yellow_flower
さて、我が家のサボテンが2種類、花をつけました!
たしか1昨年の春ごろ、頑張って大鉢に植え替えたものなので、
嬉しさも2倍以上です。

それにしても、サボテンのバイオリズムって、謎です。
この赤いほうの花が咲いたのは3年ぶりくらい、黄色いほうも2年ぶりくらいです。

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2007年2月12日 (月)

「私のしごと館」(京都府精華市)に行って来ました

京都府と奈良県と大阪府の県境あたりにある「私のしごと館」という施設へ遊びに行きました。
http://www.shigotokan.ehdo.go.jp/

小中学生から大人まで楽しく学べる、博物館+テーマパークみたいな施設です。モノづくり(工業)や伝統産業だけでなく、サービス業(調理師、介護師、IT関係)や「会社員の仕事」(総務・営業・企画・経理など細かく説明あり)まで、色々な仕事の体験や適正診断ができます。

ちなみに、僕自身の適正診断の結果は「こつこつタイプ」つまり「地道な研究者タイプ」でした。
ま、まあ改めて納得です。
家で両親と話したら「そんなん、コンピュータで診断せんでも、

顔見たら分かるワ」(笑)

と言われました。。。

研究者タイプというのも何種類かあって、たとえば天才型科学者の「ひらめきタイプ」は、天才型芸術家にもなれる素質があるそうです。
僕は「こつこつ」の方なので、芸術的な素質は薄いということになります。確かにその通り。

大人向けの展示としては、江戸時代~明治維新~現代までの「庶民の仕事と生活」の実情に関する常設展示が面白かったです。
特に、僕は江戸時代の庶民の伝統音楽に関心があるので、江戸時代~明治時代の農民・職人・商人の生活に関する展示が非常に楽しめました。

ハコが不相応に立派で赤字を垂れ流しているということで「税金の無駄遣い」の象徴みたいに言われているんですが、展示やイベントの内容自体は大変素晴らしいものでした。
今日は連休ということもあって、子供連れのご家族が多く、徳島県の高校生の団体も見かけました。

小学生~高校生くらいの子供をお持ちのご家族に、大変オススメします。
もちろん、大学生~大人なら、自分で行ってじっくり考えながら回るのが良いと思います。交通が不便なのが唯一の難点ですが、足を伸ばす価値はあります。

宇宙船の模型とか消防士の体験コーナー、自動車の構造などに目を輝かせている子供たちを見ると、日本の将来は明るいなあと思いました。

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2007年1月 6日 (土)

書き初め「無手聴音」

Photo_23

見苦しいものをお見せして失礼致します。
書初というと本来1月2日あたりに行うものだそうですが…外出と誘惑が多くて、なかなかその気になりませんでした。

上手下手は抜きにして、心の乱れは筆致に表れることを実感しますね。恐ろしい。
僕の笛の音も、このように乱れた線で金釘流の文字を書いているような感があります。

さて「無手聴音」とは。

自分の手で技術を凝らして演奏するというのではなく、
よく周りの音を聴くこと、自らの心身の内なる音を聴くこと。
調和するところに自ずから音が生まれ手が生まれる。

という境地を考えています。

この概念、言葉が脳裏に浮かんだのは、
元旦に「蝉丸神社」(毎朝の散歩コース)へ参拝した帰途でした。
蝉丸法師は百人一首の「これやこの~逢坂の関」で有名な琵琶法師の先駆者で、盲目の楽聖、音曲の守護神として信仰されてきた聖人です。

盲目の身であるがゆえに、目明きには分からない高次元の世界を開拓された方なのでしょう。

「今、汝の身に在るものを在ると思うな。
無しと思ってこそ、自然に在る」

このように教えてくださったのだろうと想像しています。

ちなみに、禅の公案に「隻手音声」という言葉があるそうです。
「両手を打ち合わせれば、パーンという拍手の音がする。では、片手で打つ音(=隻手音声)は、どのような音であるか?」
こういう問題です。この言葉も念頭にありました。

「隻手音声」に倣って「無手聴音」を禅問答風に表現すると

「笛などの楽器は両手を動かして音を変化させ、音楽を奏でるものである。では、演奏者(または自分自身)に手が無いならば、どのような音を聴くことができるか?」

さて、この1年、如何に。


【参考】※ 僕は以下の書籍を読んでいません。紹介記事を読んだだけです。
『隻手の音なき声 - ドイツ人女性の参禅記』リース・グレーニング(Groening Lies)著、上田 真而子 訳、筑摩書房
紹介文:玄侑 宗久 師
http://genyu-sokyu.com/essey/essey05/47.html

花園高校の前校長先生による寄稿文(白隠禅師と公案「隻手の声」について)
http://www.kyoto-hanazono-h.ed.jp/zen.htm

『無手の法悦』大石 順教 著、春秋社
http://www.shunjusha.co.jp/book/13/13714.html

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2006年11月14日 (火)

「悪法には従わなくて良い」という価値観について思うこと

悪法もまた法なり」という格言があります。
反感を持った人たちから罪を着せられて死刑を宣告されたソクラテスが、「悪法もまた法なり」と言って、自ら毒を飲んで死んだ(死刑を受け入れた)という逸話に由来する「名言」です。

この故事から、「悪法も法なり」という言葉は、「遵法精神」を説く言葉として用いられています。
つまり、「間違っていると思われるような法律でも、やはり法律なのだから、従うべきである。法律が間違っているから従わないというような人が増えると、社会が乱れてしまう。」という意味で解釈されています。

それに対抗する立場として、「悪法には従わなくて良い」つまり、「自分の価値観に合わない命令には、従う必要は無い」という価値観があります。
(※「悪法は法にあらず」という法律論上の立場とは、意味が違うので、ご注意ください。)

昨今の暗いニュースの裏側には、「悪法には従わない」という行動が「抗議活動を行わざるを得ないときの、例外的な行動」ではなくて、「日常的な行動原理」になっている人が多いことが関係しているように思えます。

一言で言うなら「常に信号無視する人」でしょうか。

「独占禁止法は建設業界の実態にマッチしていないのだから、従う必要は無い」→談合、汚職
「教育指導要領は大学受験の現実にマッチしていないのだから、従う必要は無い」→履修漏れ
「いじめ報告の提出義務は出世に不利だから、従う必要は無い」→いじめ問題の深刻化
「商品の不具合を報告すると出世に不利だから、隠しておく」→人身事故が多発した後で対処しても、取り返しが付かないことに
「日の丸への起立・君が代斉唱は軍政的だから、従う必要は無い」→混乱する教育現場、困惑する生徒たち
「世論調査は母集団の偏り、マスコミの主観が入っているから、従う必要は無い」→靖国問題の深刻化
「NHKはヤラセ番組や不明朗会計の問題があるから、受信料を支払う必要は無い」→NHKが困って法制化へ?
「JASRACの現状は天下り、公金横領、中間搾取だから著作権料を支払う必要は無い」→誤解に基づく「著作権反対」運動
「年金行政は失態だらけだから、国民年金負担を支払う必要は無い」→年金財政がますます窮地に
「他人の言いなりで働くのは嫌だ」→フリーター、ニートの増加

もちろん、こういった個々の事例は、そんな単純な図式ではありません。
僕自身も、人のことを無条件に批判できる立場ではないです。

でも、「悪法には従わない」ことが「行動原理」になっているのは、変ですよね。
「悪法には従わない」というのは、それ以外に抗議手段の選択肢がない場合に、やむを得ず逃げ込む「非常手段」ですから、決して褒められた行動ではない。と思います。

「自分の価値観に合っている行動なら、社会規範・法・倫理を無視して強行しても良いのだ。それは勇敢な行動なのだ」と勘違いした人が、特定の方向に一斉に動いたとしたら、どういうことが起きるでしょうか…

【補足】
ソクラテスの「悪法もまた法なり」という「名言」の真相について詳しく知りたい方には、以下の記事をおすすめします。

ソクラテスと民事裁判(日本裁判官ネットワークへの寄稿)
http://www.j-j-n.com/su_fu/051201/051201a.html

バルバロイ!(ソクラテス時代のギリシア原典翻訳など。ページの下のほう「古代ギリシア案内」から読まれることをオススメします)
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/tiakio/index.html

一方、「悪法は法にあらず」という言葉は、トマス・アクィナスの言葉のようです。

ラテン語格言集(歴史と世間のウラのウラ)
http://drhnakai.hp.infoseek.co.jp/latin/sub-latin-L.html

「法実証主義」の解説(児玉先生の「哲学・倫理学用語集」)
http://plaza.umin.ac.jp/~kodama/ethics/wordbook/legal_positivism.html

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2006年11月 8日 (水)

月は西山、日は東

散歩に出ようと、家を一歩出たら、あれま。お月様とご対面。昨夜の月齢は16(立待月)でしたので、少し欠けた満月です。
夜勤明けで山影にお隠れになる直前でございました。

Photo

そこで思い出したのが、与謝蕪村の名句。

菜の花や 月は東に 日は西に   蕪村

これと逆のパターンで、月は西山に沈みそう、日は東に出たばかり。という瞬間でした。
両方を一度に拝める場所を探したのですが、残念。見通しが悪くて、お月様が先に隠れてしまいました。

初冬や 月を見送る 朝日かな   岩茸

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2006年1月 5日 (木)

♪もういくつ寝ると、寝正月~?

ダラダラしているうちに、お正月は終わってしまいました。「笛袋」十枚くらい作っちゃうぞ!という意気込みはどこへやら。3kg太りました。

うちの母親は几帳面なので、もう鏡餅セットは片付けられちゃってます。僕まで粗大ゴミで捨てられそうな勢いです。

明日から、蓄えた栄養をガンガン炊いてエンジン全開で臨まなければ。やれやれ。

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2005年12月19日 (月)

アクリル絵の具とか菜箸とか

今日は、近くの100円ショップで「研究材料」を色々買いこんできました。肌色・茶色のマニキュアやら竹箸やら。
マニキュアって、このごろはキラキラ粉末が入ったタイプ(ラメ入り?)が流行しているので、シンプルな赤・茶・黒を見つけるのに苦労しますね。
「45cm」の、料理用の長い菜箸(さいばし)は、掃除棒・ヤスリ棒・塗り棒によさそうです。5本調子篠笛~能管・龍笛にピッタリの長さでした。ただ、ちょっと太いかも?ヤスリ棒としては、太いのが逆に利点になりますけどね。管内をまっすぐピカピカにできそうです。

母の趣味が油絵なので、「油絵の具」を指孔修正に使えないかなあと思いついて、聞いてみました。厚く塗り重ねると乾いて硬くなるまで3日以上かかる…そうなので、油絵の具は笛の改造には向かないようです。いっぽう、「アクリル絵の具」だと乾燥が速いけれども、そのままだと縮むので「メディウム」というものを混ぜて使うそうです。アクリル絵の具は、試してみる価値がありそうです。100円ショップで見かけたので、赤・黒を購入。実験結果をお楽しみに。
(まあ、素直に漆を使えばいいのかもしれませんけど…代替品の研究意欲のほうが勝ってしまいます)

そういえば雪が積もっていましたね。ホワイトクリスマスを喜ぶべきか、交通事情を憂慮すべきか。北国の知り合いのことを考えると複雑です。
昨日は弟宅の引越しを手伝ってきました。僕は幸い風邪を引かずに住んだのですが、父は疲れを残したまま、今日も電車で遠方に出かけたので風邪を引いてしまいました。米原付近での吹雪がすごくて電車もガタガタ揺れたそうです。お父さんお疲れ様。皆さんも暖かくしてお出かけ下さい。そろそろカイロの出番?

百円ショップのレジにて・・・「5200円になります。」
予算オーバーでした。 

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2005年11月20日 (日)

食べられる「イワタケ」

「イワタケ」類は「食用・薬用」になることでも有名ですが、断崖絶壁の秘境に行かなければ採取できないということで、こんなことわざがあるくらいです。

「『イワタケ採り』に、宿貸すな」
(取りに行った人が崖で足を踏み外して、、、宿代を払ってもらえないかも?)

なので高価で貴重な「薬草」扱いです。

ネット食材専門店「おいしい店ドットコム」さんの商品紹介
「いわたけ」:高山の霊気と岩壁の岩の精気が育てた貴重なキノコ(コケ)!
http://www.oishi-mise.com/iwatake.htm

ふるさときのこ考」さんの「岩茸料理」ページ
http://www.enasan-net.ne.jp/furu_kino/iwatake2.html

東京グランドホテル総料理長、上原 清氏が伝授する…
季節の精進料理「岩茸」!
http://www.sotozen-net.or.jp/rensai/shozin/kisetsu20.htm

「イワタケのてんぷら」も乙な味だそうでございますよ。

ところで、イワタケの仲間は「地衣類」に分類されています。お近くの古い木の木肌とか、石・コンクリートの古い橋の表面・裏、またはちょっと山に入って岩の表面を見れば、いろんな場所に生えてますよ。

でも、イワタケ以外の「地衣類」は、果たして食べられるのかどうか?詳しくは、下のサイトをお読み下さい!サルオガセを煮込んでる写真があったりして、面白いです。

食べられる地衣類は?
http://home.hiroshima-u.ac.jp/lichen/trend/edible.htm

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「ナウシカ」の「腐海」と地衣類

「ハウル」「トトロ」「もののけ姫」「ラピュタ」で有名な宮崎駿監督のアニメ映画「風の谷のナウシカ」に、「腐海」(ふかい)という「森」が出てきます。その「腐海」は「熱帯雨林のように巨大な、光合成を行うカビ」のジャングル・密林で、胞子や有毒成分を濃く含む空気がたちこめているため、人間が防毒マスクをつけずに入り込むと数分で死んでしまう(!) 危険な場所として描かれていました。
(しかしながら、その有毒成分は、「過去」の人類の文明がまきちらした有毒物質で汚された土地を、腐海の「木々」が「浄化」する活動の副作用だという設定でした。)

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左の写真は数年前、地学の研究旅行でカナダの五大湖沿岸に行ったとき、現地の岩場で撮影した「樹枝状地衣」です。(写真をクリックすると拡大されます。)手前左の「薄緑色のもやもや」が「地衣」で、周辺の「濃い緑色」は、スギゴケ(杉苔)の仲間です。右上の芝みたいな雑草と比べていただくと、だいたいの大きさ(5cm~10cm前後)がお分かりいただけると思います。右の写真は、現場近くの小さな湖面です。とても美しい湖沼がたくさんありました。(マジメな目的は「岩石サンプルの採取」だったんですけど、落ちこぼれ学生だった僕は、こんな写真を撮ったり水辺で笛吹いたり、してました。)

「ナウシカ」に出てくる「腐海のカビの巨木」は、こういう「樹枝状地衣」がモデルなんだろうと思います。地衣とコケが群生する岩面に踏み入ると、「ナウシカ」の世界にタイムスリップしたかのような錯覚を覚えました。(写真の少年はご指導いただいていた教授の息子さんです。私ではありません)

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身長1mmくらいの人間が地衣・スギゴケの群落に入れば、まさに「腐海」のような、不気味ながらも自然の畏敬を感じる光景を目にすることになるのでしょう。(右側の写真をクリックしてみてください!)

風の谷のナウシカ」は「もののけ姫」の「原典」とも「原点」ともいえる作品で、「ナウシカ」を見た世代の間では、今なお「ナウシカ」のほうが、映画としてのメッセージ性、完成度ともに高いと評価されています。ビデオDVDレンタル店には必ずあると思いますし、テレビでも何度も放映されてきたロングセラーです。ぜひ、一度ご覧下さい。
徳間書店から、「原作」コミック(漫画本)全7巻も発売されています。B5版で大き目の本です。(アニメージュコミックス ワイド版)
「原作」とカッコ付きで書いたのは、「原作漫画」が未完成の状態で映画版「風の谷のナウシカ」が制作されたため、コミック版の3巻以降は映画版よりもずっと大きなスケールで、より深く物語と世界が展開していくからです。

ハイテク・バイオ技術・環境破壊の行く末に何があるのか?

「ナウシカ」で宮崎駿氏が言いたかったメッセージは、今の世界でこそ光り輝いて見えると思います。

== 参考:「風の谷のナウシカ」ファンサイト ==

風使いの村」:「ナウシカ」について、とても分かりやすく説明されています。まだ新しいサイトでイラストは少ないのが残念。
http://kazestukai.hp.infoseek.co.jp/

風の心」:きれいなイラストが、いっぱい。「ナウシカの描きかた」(Photoshop6を使ったカラー漫画イラストのコツ)も面白いです。
http://www.geocities.co.jp/Milano-Aoyama/2577/

ナウシカクイズ」:クイズと「ふしぎなイラスト」がユニークなファンサイトです。
http://ryoonet.cool.ne.jp/

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「イワタケ」の生き方と地球、人間

私のペンネーム「岩茸」(イワタケ)というのは、岩や木の幹などにコケのようにはりついて育つ「地衣類」(ちいるい)という生き物の一種です。
皆さんも、ご覧になったことはあるはずですが、姿も色も地味で小さな存在なので、気づかずに通り過ぎてしまう方がほとんどでしょう。

「イワタケ」?岩に生えるキノコ?

「地衣類」って何だろう?

と思われた方は是非、ご紹介するサイトをお読み下さい。
私が「なぜ、地衣類に共感するのか」を感じて、地衣類ファンのお仲間になっていただければ嬉しいです。
(なお、私自身は地衣類研究会さんや博物館とは全く無関係の1ファンです)

国立科学博物館「地衣類の探求」
http://research.kahaku.go.jp/botany/chii/index.html

「地衣類自慢の写真集」
(「ヒメイワタケ」の写真をご覧下さい。黒くてペラペラした、キクラゲみたいなのが「イワタケ」です。)
http://home.hiroshima-u.ac.jp/lichen/jiman.html

s 2 jyuhi

イワタケの仲間の「地衣類」は、こんな感じで岩や樹皮に張り付くように、ひっそりと生えています(それぞれの写真をクリックすると、大きい写真が見られます)。 コケに似ていますが、コケよりずっと地味な色(コケは鮮やかな緑)なので、簡単に区別できます。
「地衣植物」と呼ばれますが、実態は「植物」ではなく、キノコと藻類の「共生体」です。

地衣類は砂漠、ツンドラ・北極・南極のような厳しい自然環境に耐え、一般の植物が「手も足も出ない」岩の表面にも真っ先に生えるという「植物世界、生命圏のパイオニア(開拓者)、冒険家」です。
火山や大地の隆起で露出した「新しい岩石」が風化して土に変わっていく過程(プロセス)を速めているとも言われます。
この意味でも「開拓者」なんです。

(地衣類による岩石風化促進に関して、学術的な興味をお持ちの方は、2005年日本地衣学界のプログラム、研究発表A11の渡邉克晃先生(広島大学教授)について調べたり、連絡を取ってみてください。参考:日本地衣学界)


さて、本題に戻ります。
僕が「岩茸」をペンネームに使い始めた理由の一つめは、岩石の風化と地衣類の関係について調べているうちに、下記のように思えてきたからです。

人間社会の一員として生きる中で、地衣類のような「開拓者」でありたい。

もうひとつの理由は、

人間たち生き物は、地球という「おっきな石ころ」の上に生えた、うすっぺらいコケ(地衣)に過ぎない。

だけれども、その薄く小さな世界が、とても貴重なのだ

と思うからです。
「イワタケ」のような「地衣類」が菌類と藻類の「共生」である点にも、大きな意味と宿縁を感じます。

「イワタケ」の果敢ながら慎ましい生き様を、見習いたいものです。

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2005年11月11日 (金)

黒ごまおたべ

今日は京都に行ってきました。

帰りの京都駅伊勢丹で、妙なものを発見。

真っ黒なパッケージで「黒おたべ」…って、
あの京都名物、生八つ橋の「おたべ」?

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黒ゴマと竹炭で黒くしてあるそうです。

黒いお皿で、おいしくお召し上がり下さい。
(エッ、肝心の「おたべ」が見えないよ!?)

僕は、ゴマもきな粉もつぶあんも生八つ橋も大好物。

いやー日本人に生まれて良かったわァ。

ちなみに10ケ入り630円でございました。ごちそうさま。

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2005年9月12日 (月)

小泉党独裁へ

昨日の衆院総選挙は小泉自民党の圧勝に終わりましたね。
二大政党制での政策論議、「目に見える政治」に期待して
小選挙区制と民主党を支持してきたのですが、
こうなると一党独裁の片棒を担いでしまった形になりますね。
無力感を感じた一日でした。

郵政民営化に関しては、郵貯資金の使途の決定権を政府が
握っていることが非効率的な巨大公共事業につながったと
思いますから、特に郵便貯金事業の民営化は支持しています。
(郵貯資金を地方自治体に移管するという地方分権でも
良いと思います。ともかく国家官僚とは切り離すべきです。)
骨抜きになっているという批判もありますが、一歩踏み出すことを
優先すべきですから、現時点の郵政民営化法案自体は可決すべきと
思っています。
ただ、小泉さんの言動の全てを支持しているわけではありません。
民主党の主張のように子育て支援、育児休業制度拡張が
必要だと思いますし、靖国神社でなく千鳥ヶ淵戦没者慰霊碑に
参詣するべきだと思います。
ですから支持政党としては民主党に入れてきました。
しかし、日本人は私が思うより「画一的」なようです。
朝日新聞では高村薫さんが「今まで選挙に行かなかった
無党派層は保守だということが分かった選挙だ」と
書いておられますが…「付和雷同型の人々」と言ってもいいのかな。
こういう結果に終わると、「頑固に社民党、土井さん支持」の
うちの母が頼もしくすら思えてきます。

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2005年9月 8日 (木)

ジョギングが良いのはスピードだけじゃない

今日は久しぶりにジョギングを20分やってきました。
先月はウォーキングをしていたのですが、走ると視線が上がるためか
歩いたときとは別の看板が目に入りますね。
変わるのはスピードだけじゃない、と気付かされました。

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