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2007年1月30日 (火)

しっかり吸って、ゆっくり使う

早くも創作意欲エネルギーが尽きて脳がギブアップしたので、腹をくくって少し瞑想しました。
(現実に腹を縛るわけではないですが、「腹をくくる」という言葉って深いですね)

僕が笛を吹くとき、旋律をもっと続けよう、ロングトーンを長く続けようとするのに息の残量が少ないので、ヒョロヒョロと終わることが多いのです。
これは、大きな要因が二つありまして

  1. 旋律が始まる前に、十分な量の息を吸えていない。
    (吸う動作をサボってしまいがち)
  2. 旋律の長さと強さを予測して、計画的に息を利用することができていない。
    (行き当たりバッタリ)

よく考えてみると、自分の日常生活にも色々と当てはまるんですね。
創作意欲エネルギーに関しても、時間の使い方、お金の使い方に関しても。

書道で筆を墨汁に浸すタイミングとか、最初に磨っておく墨の量。
水泳、武道の息継ぎ。
マラソンのペース配分。
ご飯や鍋料理の水加減。

なーんだ、結局「芸は人を表す」ってことじゃないですか。

ふと窓辺の水栽培アマリリスに目を遣りますと、
なるほど植物というのは「しっかり吸って、ゆっくり使う」の手本でありますね。

もうすぐ花が咲きそうです。
Photo_24

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2007年1月22日 (月)

ワープロ文書の画像化 PRTGRAPH

A4縦サイズで作成した文書・楽譜をホームページに載せるとき、600×1000くらいの縦長画像にすることが多いです。
例えば、こんな感じ。
http://homepage2.nifty.com/iwatake/fingering/fngb_1.html

ところが、画面の解像度は1024×728なので、PrintScreen1回では撮れません。
仕方が無いので、印刷プレビュー画面を出して、上半分を撮ってPhotoshopの新規画像(1200×2000くらい)に貼り付け、下半分を撮って貼り付け、Photoshopで2枚のレイヤーを重ね合わせて縦長の画像を作っていました。

不便だなーと思っていたところ、PRTGRAPHというフリーソフトを発見。

仮想プリンタドライバ PRTGRAPH (Windows 2000/XP)
http://www.ksky.ne.jp/~yamama/prtgraph/index.htm

仮想プリンタに「印刷」すると、1枚のJPG画像になりました。こりゃ便利。

仮想プリンタでPDFにしてくれるソフトは色々ありますが、画像にしてくれるというのは初めて見ました。

欲を言うと、PNGかGIFになってくれると更にありがたいんですが…

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2007年1月19日 (金)

録音の練習:端唄「青柳」

先日購入したUSBオーディオ・インターフェース「UA-25(Roland社)」を、弟から預かっているノートパソコンに接続して録音してみました。

Ua25
左から、デスクトップパソコン(自分用)、ノートパソコン(弟から預かり)、ヘッドホン、UA-25、マイク。
ノートパソコンは、UA-25付属の録音編集ソフトSound it! 3.0 LEを起動中。

Cannon
マイクからUA-25へ接続するケーブルは、キャノン~キャノン型(バランス接続)を使いました。マイクは2千円程度の安物ですが、ケーブルを交換するだけで雑音がかなり減ります。

Audacity
録音したwaveファイルをデスクトップPCに移して、Audacityという録音編集ソフトで加工しています。
画面左下に出ているグラフは周波数解析(FFT)。

Audacity 公式サイト(日本語)
http://audacity.sourceforge.net/

今日の材料は、端唄「青柳」。ちょうど、篠笛用楽譜作成を頼まれておりまして、絶好の練習材料でした。
2通りのパターンを篠笛で吹いて、それを左右にステレオミックスすると、こんな感じになりました。(篠笛8本調子×2)
母が台所で料理をしているので、その音も入っています(^_^;A
http://iwatake.tea-nifty.com/music_blog/aoyagimix20070119.mp3
(1分18秒、1.8MB)

自分の音程に自信が持てないので、メトロノームを聞きつつ、チューナーを見て、微調整しながらの演奏です。それでもピッチとテンポが全然合っていません。いやー我ながら下手くそ。

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2007年1月12日 (金)

アーミッシュ的「伝統と文明の共存」:馬車のウィンカー

母の英語クロスワードに付き合っていて、「アーミッシュ」という伝統社会について少し知ることになりました。

「アーミッシュ」(Amish)とは、アメリカ合衆国に暮らすドイツ系移民の一派で、近代文明を利用せず、電気・水道・ガスなしで質素な農村生活様式を守っている人たちだそうです。筋金入りの平和主義でも知られています。
詳しくは下記の記事を読んでいただくとして、彼らが具体的にどのように現代文明社会と共存しているのかということに興味が湧いてきます。

私たちは日本の伝統音楽を学ぶ身として、現代世界のグローバル経済&商業文化の拡大に対抗、あるいは共存する道を考えることから逃げることが出来ません。
ですから、例えばアイヌ民族、アメリカ先住民のような少数民族の方々が、どういう方法で伝統文化を守り伝えていこうとしているのか、具体的な方法に大いに関心があるわけです。(あるいは、国家単位でグローバル化に対抗しようとしているインド、イスラム、アフリカ諸国に共感を覚えることもあります。)

アーミッシュの方々は、超先進国のアメリカの真ん中で、しかも白人でありながら、伝統文化(生活手段、思想も含めて)を守り伝える少数民族的な生き方を選択されていることになります。
「白人の文明vs非白人の伝統」という図式(文明の衝突)で世界を見ることに慣れている私にとって、これは驚きでした。

そして、伝統社会と文明社会の共存を考える上で象徴的だと思えたのが、「バッテリーの電気で点滅する方向指示器(ウィンカー)のついた馬車」です。
参考:アーミッシュ入門
http://rose.zero.ad.jp/~zbm18386/amish.html

『彼らとてアメリカ市民ですから法律は守らなければなりません.きっと、これが現代文明を拒否している彼らのギリギリの妥協だったんでしょう.』

このような妥協は滑稽なものと見られがちですが、深く考えてみると、対立より共存を目指すという意味で、非常にアーミッシュ的な工夫なんですね。

相手の立場を尊重し、共存に必要ならば妥協もして、謙虚に伝統を守るアーミッシュ。
彼らから学ぶべきことは多いです。

【参考記事】
ウィキペディア日本版「アーミッシュ」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5

アーミッシュ入門
http://rose.zero.ad.jp/~zbm18386/amish.html

極東ブログ:ペンシルベニア州アーミッシュ学校襲撃雑惑
http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2006/10/post_9efe.html

年下かばい「私を撃って!」…アーミッシュ校射殺事件(読売新聞サイトのキャッシュ)
http://megalodon.jp/?url=http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20061007i311.htm&date=20061009060518

自殺したアーミッシュ学校襲撃犯、葬儀営まれる(CNN日本サイトのキャッシュ)
http://megalodon.jp/?url=http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200610080011.html&date=20061009060555

NC-15:アーミッシュについて調べてみた2~徹底した平和主義者たち、そして許すってことの凄さ
http://d.hatena.ne.jp/muffdiving/20061012/1160637584

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2007年1月 6日 (土)

書き初め「無手聴音」

Photo_23

見苦しいものをお見せして失礼致します。
書初というと本来1月2日あたりに行うものだそうですが…外出と誘惑が多くて、なかなかその気になりませんでした。

上手下手は抜きにして、心の乱れは筆致に表れることを実感しますね。恐ろしい。
僕の笛の音も、このように乱れた線で金釘流の文字を書いているような感があります。

さて「無手聴音」とは。

自分の手で技術を凝らして演奏するというのではなく、
よく周りの音を聴くこと、自らの心身の内なる音を聴くこと。
調和するところに自ずから音が生まれ手が生まれる。

という境地を考えています。

この概念、言葉が脳裏に浮かんだのは、
元旦に「蝉丸神社」(毎朝の散歩コース)へ参拝した帰途でした。
蝉丸法師は百人一首の「これやこの~逢坂の関」で有名な琵琶法師の先駆者で、盲目の楽聖、音曲の守護神として信仰されてきた聖人です。

盲目の身であるがゆえに、目明きには分からない高次元の世界を開拓された方なのでしょう。

「今、汝の身に在るものを在ると思うな。
無しと思ってこそ、自然に在る」

このように教えてくださったのだろうと想像しています。

ちなみに、禅の公案に「隻手音声」という言葉があるそうです。
「両手を打ち合わせれば、パーンという拍手の音がする。では、片手で打つ音(=隻手音声)は、どのような音であるか?」
こういう問題です。この言葉も念頭にありました。

「隻手音声」に倣って「無手聴音」を禅問答風に表現すると

「笛などの楽器は両手を動かして音を変化させ、音楽を奏でるものである。では、演奏者(または自分自身)に手が無いならば、どのような音を聴くことができるか?」

さて、この1年、如何に。


【参考】※ 僕は以下の書籍を読んでいません。紹介記事を読んだだけです。
『隻手の音なき声 - ドイツ人女性の参禅記』リース・グレーニング(Groening Lies)著、上田 真而子 訳、筑摩書房
紹介文:玄侑 宗久 師
http://genyu-sokyu.com/essey/essey05/47.html

花園高校の前校長先生による寄稿文(白隠禅師と公案「隻手の声」について)
http://www.kyoto-hanazono-h.ed.jp/zen.htm

『無手の法悦』大石 順教 著、春秋社
http://www.shunjusha.co.jp/book/13/13714.html

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2007年1月 4日 (木)

竹の節抜き工具

横笛・尺八などを作るために竹の節を抜き、内部を削るための工具です。
新年早々ガリガリやってました。

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左から「木工用 ハイビット10mm(スターエム社の手回しドリル)」、ネズミぎり(5mmくらい)、やすり棒(ただの木の丸棒に紙やすりを両面テープで貼り付けたもの)×2、金工用半丸ヤスリ、金工用丸棒ヤスリ、木工用丸棒ヤスリ、木工用丸棒ヤスリ(鬼目)。
一番手軽なのは「ネズミぎり」で下孔を開けて、やすり棒で広げる方式ですが、広げる段階では金属棒ヤスリのほうが仕事が早いので、もっぱら右の2本を使っています。
「ハイビット」はネズミ錐より早く大きな穴を開けることが出来ますが、先端部分がネジ込み式なので、竹が割れないように注意が必要です。
電動工具で「C型ショートビット」(トップマン、スターエム社)のような木工用特殊ドリル歯を用いるともっと早いでしょうけど、なんだかんだ言って、趣味レベルで竹に穴を開けるにはネズミ錐が一番使いやすい(安い、軽い、出し入れ簡単)というのが僕の実感です。

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左写真の一番右の丸棒ヤスリ(鬼目)は10mm径ステンレスパイプ(のれん棒などで代用可)をビニールテープで接いで、長くしてあります。
腕・腰で体重を掛けられるので、あっという間に節がなくなります。長い竹の内部の掃除にも活躍します。

6mm
ステンレスパイプの反対側には、「木工用 ハイビット」(スターエム社)の6mmタイプをつけてあります。
左は篠竹、右は適当な厚紙で作った保護カバー。

1m近い長さの竹の真ん中に節があっても、これで抜くことが出来ます。
ずっと同じ方向に回さず、120度回したら30度くらい戻して、削りくずをほぐしながら、じわじわと削っていくのが良いようです。(一気に回すと詰まってテープ部分が滑ります)

いきなり10mmくらいの孔を開けたいところですが、太いドリル歯をつけると過負荷でビニールテープが滑り、ドリルがすっぽ抜けて竹の中に残ってしまったりします。ネジのように節に食い込みますから、回収困難になって大変です。

長~い竹の節を抜くことが多い尺八製作家の場合、金棒・鉄筋などで作った専用工具を用意されるそうです。僕は専門家ではないので、ありあわせのもので間に合わせています。

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