今回は、ヒビ割れた竹材の補修(埋め)について。
真ん中にあるのは、乾燥中に割れてしまった篠竹です。パックリいっちゃってますね。
下のものは、立ち枯れていた真竹。やはり、深いヒビが入っています。
もちろん、このままでは笛の材料になりません。
思い切って縦割して合わせ面を削り、接着して管に戻すという方法もあるのですが、このところ研究中の「ウッドパテS」(コニシ社)で埋める方法を試してみることにしました。
「ウッドパテS」の「ラワン色」(皿の上側)に、少しだけ「黄色のアクリル絵の具」(皿の下側)を混ぜます。黄色は、ホントにチョットだけでよいです。写真の量でも多すぎ。
アクリル絵の具は何でもOK。これは100円ショップ(ダイソー)で売っていたものです。
固いときは水を数滴垂らすとサラサラになりますが、縮みやすくなりますので、あまり水を混ぜないほうが良いです。
混ぜると、こんな色になります。どうでしょう!?竹の肌の色に近いですよね!
ヒビ割れ部分に詰める作業は「埋める」というより「乗せて、押し込む。すり込む。」という感じです。
乾燥すると縮むので、豪快に盛り上げた状態で数日乾燥させます。
急ぐ場合は、半日程度待てば、一応削れる固さにはなります。
必要量の目安としては、今回0.3~1mm程度の幅のヒビに44cm×4+α=だいたい2m相当を盛って、50gのチューブが空になりました。
ちなみに、水を混ぜすぎたり、押し込み方が悪いと、下写真右側のように、隙間が残ってしまいます。左側の灰色の部分のように、「恥の上塗り」をすることになります。。。
なお、作業後の皿・ヘラ・つまようじは、水洗いできます。
においも、ほとんどありません。換気の必要がないので、冬場は特に助かります。
さて、結果はいかに・・・
【参考資料】
コニシ「ウッドパテS」(アクリル樹脂系・エマルジョン形)
日曜大工店(DIY店)等で購入できます。
水性ですが、乾燥すると耐水性になります。
黄色っぽい「ラワン」、白っぽい「タモ白」の2色あります。竹には「ラワン」がおすすめ。
50gチューブ¥ 298
120mlチューブ ¥651
1kgプラ缶 ¥1,228
コニシ社のホームページ
http://www.bond.co.jp/product/build/tube.html
なお、「ウッドパテS」は所詮パテなので、接着力は弱いです。
もっと頑丈な充填接着を望まれる場合は、「エポキシ接着剤」をお試しください。
2種類のチューブを同量ずつ混合すると固まるタイプのものです。
ひび割れ部分を100℃近くまで温めておいて、エポキシを乗せるとエポキシがサラサラに流れるようになり、隙間がキレイに埋まります。
エポキシは硬化時間が長い(6時間以上のタイプ)ものを選びましょう。
こちらも、完全硬化まで数日じっくり待ったほうが良いです。
エポキシ系接着剤のおすすめは「アラルダイト・スタンダード」12時間タイプ
http://www.toolfirst.jp/epoxy/a_standard_170.htm
http://www.huntsman.com/structural-adhesives/index.cfm?PageID=4335
無色透明で、流動性、硬化後の耐久性も抜群です。
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