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2005年11月29日 (火)

音楽でも「ペットボトル緑茶現象」が始まっている

私が子供の頃は、お茶といえば自宅でお茶葉から入れるもの。外で買える飲み物は缶コーヒー、炭酸飲料、乳飲料くらいでした。しかし、いまやコンビニ・自販機でペットボトル入りの緑茶が堂々と売られています。しかも多くの会社が新商品を競う看板商品。合奏練習に水筒を持ってくるのは私みたいな変人だけで、「コンビニで買ったペットボトルのお茶」をカバンに入れてくる人が多く、それ以外のほとんどの人は、「どうせ現地でスグ買えるから」と、現地の自販機・コンビニに頼りっきりです

是非はともかくとして、まず「歴史」を振り返ってみることにします。

私の学生時代、缶・ペットボトルの緑茶自体は、既にありましたが、地味な商品でした。最初から「おーいお茶」で頑張って来られた伊藤園さんは例外的存在だと思います。
当時の主流は、まず炭酸飲料と缶コーヒー。その後の流行をたどっていくと、

  • フルーツ系(特に、果汁100%ジュース)
  • ミネラルウォーター、名水
  • 紅茶系(JAVA TEA、午後の紅茶)
  • スポーツドリンク
  • 繊維・アミノ系健康飲料
  • ウーロン茶
  • ブレンド茶(十六茶、壮健美茶)
  • ダイエット・健康茶
  • 中国茶(ジャスミン茶、プーアル茶)
  • 日本緑茶

順序は多少前後すると思いますが、こういった商品が流行し、一部は今も定番商品として残っていますね。現在は「緑茶」ブームの最盛期だと思います。(今後、他のジャンルが盛り返してくるのか、あるいはさらに革命的な新商品が現れるのかは、分かりません!)

缶・ペットボトル飲料の流行の歴史を見ていくと、「甘い系」から「さっぱり系」への変化が、全体の傾向としてはっきり読み取れると思います。これは非常に重要なポイントですね。

さて、「音楽」では、どうでしょうか?
ギターを普及させたフォーク・グループサウンズ、歌詞を重視しつつ洋楽ポップスのリズム感に近づこうと努力していたニューミュージック、ギンギンに歪ませた本格的パンクロック、視覚的にも激しいダンスビート、歌詞への回帰とリズムを両立したラップ、と来て、現在は「癒し系」のブルース、歌詞重視のアコースティック弾き語り系が流行をつかんでいるように思えます。

そして、中国の経済成長と無関係とは思えない女子十二楽坊」ブーム。

女子十二楽坊ドットコム」:公式サイト
http://www.12yuefang.com/

女子十二楽坊資料館」:非公式ファンサイト
http://www.twelve-girls-band.info/

お茶で言えば「ウーロン茶」「ブレンド茶」「健康茶」の時代にそっくりではありませんか?
「緑茶系音楽」つまり「和風音楽」ブームが起きるのは時間の問題と思われます。既に「ブレンド茶」あるいは「個性的な商品としての『おーいお茶』」のような形で、ブームは始まっているとも言えます。
(ブレンド茶=和洋合奏、世界民族音楽・多国籍音楽の1パートとして参加する和楽器奏者。個性的な商品=異文化としての伝統邦楽。)

ただし!どのような形で、どの和楽器・純邦楽部門にブームが起きるかは、誰にも分かりません!

和楽器・伝統邦楽の専門家の方々に、ひとつ申し上げたいことは、
「自分が専門とする和楽器・純邦楽部門でブームが起きた場合、ブームにつられて興味を持った初心者を、すぐに取り込めるような『準備』をしておいたほうが良い」ということです。

雅楽ブーム、津軽三味線ブームで雅楽や三味線に興味を持ち、近くの伝統的団体・先生に接触したものの、「伝統しか教えられないよ」と言われて、失望して辞めていった初心者が非常に多いと聞きます。

もったいない…せっかくファン・仲間・後継者になってくれそうな人が来てるのに。」と思いませんか?
思われるなら、今からでも遅くはありません。「一般向け」の教材・練習曲を作り始めるのはいかがでしょう?(幸い、今なら小中学校の音楽の授業でも需要がありますよ!

「ペットボトル緑茶」ブームで大きな商機をつかんで「勝ち組」になれた茶葉メーカーは、きっと大手飲料会社からの注文に即応できる量産体制と、自社の特徴を明記したカタログを持っていたのでしょう。

もうひとつ。「だれだれさん」のCDや曲を聴いて興味を持った初心者の場合、自分が信奉する「だれだれさん」を批判されると、高確率で去っていきます。初心者・一般の人の前で、軽々しく他人を批判しないようガマンするのが、賢明な判断だと思います

批判対象の長所と短所の両方を指摘し、「改善案」や「対案」を提示できるのでなければ、他人を批判する資格は無いと思います。そして、「建設的な批判」であっても、人に話したり書いたりするには慎重に相手と場所を選ばないと、身を滅ぼすことになりかねないですよね。

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2005年11月20日 (日)

食べられる「イワタケ」

「イワタケ」類は「食用・薬用」になることでも有名ですが、断崖絶壁の秘境に行かなければ採取できないということで、こんなことわざがあるくらいです。

「『イワタケ採り』に、宿貸すな」
(取りに行った人が崖で足を踏み外して、、、宿代を払ってもらえないかも?)

なので高価で貴重な「薬草」扱いです。

ネット食材専門店「おいしい店ドットコム」さんの商品紹介
「いわたけ」:高山の霊気と岩壁の岩の精気が育てた貴重なキノコ(コケ)!
http://www.oishi-mise.com/iwatake.htm

ふるさときのこ考」さんの「岩茸料理」ページ
http://www.enasan-net.ne.jp/furu_kino/iwatake2.html

東京グランドホテル総料理長、上原 清氏が伝授する…
季節の精進料理「岩茸」!
http://www.sotozen-net.or.jp/rensai/shozin/kisetsu20.htm

「イワタケのてんぷら」も乙な味だそうでございますよ。

ところで、イワタケの仲間は「地衣類」に分類されています。お近くの古い木の木肌とか、石・コンクリートの古い橋の表面・裏、またはちょっと山に入って岩の表面を見れば、いろんな場所に生えてますよ。

でも、イワタケ以外の「地衣類」は、果たして食べられるのかどうか?詳しくは、下のサイトをお読み下さい!サルオガセを煮込んでる写真があったりして、面白いです。

食べられる地衣類は?
http://home.hiroshima-u.ac.jp/lichen/trend/edible.htm

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「ナウシカ」の「腐海」と地衣類

「ハウル」「トトロ」「もののけ姫」「ラピュタ」で有名な宮崎駿監督のアニメ映画「風の谷のナウシカ」に、「腐海」(ふかい)という「森」が出てきます。その「腐海」は「熱帯雨林のように巨大な、光合成を行うカビ」のジャングル・密林で、胞子や有毒成分を濃く含む空気がたちこめているため、人間が防毒マスクをつけずに入り込むと数分で死んでしまう(!) 危険な場所として描かれていました。
(しかしながら、その有毒成分は、「過去」の人類の文明がまきちらした有毒物質で汚された土地を、腐海の「木々」が「浄化」する活動の副作用だという設定でした。)

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左の写真は数年前、地学の研究旅行でカナダの五大湖沿岸に行ったとき、現地の岩場で撮影した「樹枝状地衣」です。(写真をクリックすると拡大されます。)手前左の「薄緑色のもやもや」が「地衣」で、周辺の「濃い緑色」は、スギゴケ(杉苔)の仲間です。右上の芝みたいな雑草と比べていただくと、だいたいの大きさ(5cm~10cm前後)がお分かりいただけると思います。右の写真は、現場近くの小さな湖面です。とても美しい湖沼がたくさんありました。(マジメな目的は「岩石サンプルの採取」だったんですけど、落ちこぼれ学生だった僕は、こんな写真を撮ったり水辺で笛吹いたり、してました。)

「ナウシカ」に出てくる「腐海のカビの巨木」は、こういう「樹枝状地衣」がモデルなんだろうと思います。地衣とコケが群生する岩面に踏み入ると、「ナウシカ」の世界にタイムスリップしたかのような錯覚を覚えました。(写真の少年はご指導いただいていた教授の息子さんです。私ではありません)

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身長1mmくらいの人間が地衣・スギゴケの群落に入れば、まさに「腐海」のような、不気味ながらも自然の畏敬を感じる光景を目にすることになるのでしょう。(右側の写真をクリックしてみてください!)

風の谷のナウシカ」は「もののけ姫」の「原典」とも「原点」ともいえる作品で、「ナウシカ」を見た世代の間では、今なお「ナウシカ」のほうが、映画としてのメッセージ性、完成度ともに高いと評価されています。ビデオDVDレンタル店には必ずあると思いますし、テレビでも何度も放映されてきたロングセラーです。ぜひ、一度ご覧下さい。
徳間書店から、「原作」コミック(漫画本)全7巻も発売されています。B5版で大き目の本です。(アニメージュコミックス ワイド版)
「原作」とカッコ付きで書いたのは、「原作漫画」が未完成の状態で映画版「風の谷のナウシカ」が制作されたため、コミック版の3巻以降は映画版よりもずっと大きなスケールで、より深く物語と世界が展開していくからです。

ハイテク・バイオ技術・環境破壊の行く末に何があるのか?

「ナウシカ」で宮崎駿氏が言いたかったメッセージは、今の世界でこそ光り輝いて見えると思います。

== 参考:「風の谷のナウシカ」ファンサイト ==

風使いの村」:「ナウシカ」について、とても分かりやすく説明されています。まだ新しいサイトでイラストは少ないのが残念。
http://kazestukai.hp.infoseek.co.jp/

風の心」:きれいなイラストが、いっぱい。「ナウシカの描きかた」(Photoshop6を使ったカラー漫画イラストのコツ)も面白いです。
http://www.geocities.co.jp/Milano-Aoyama/2577/

ナウシカクイズ」:クイズと「ふしぎなイラスト」がユニークなファンサイトです。
http://ryoonet.cool.ne.jp/

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「イワタケ」の生き方と地球、人間

私のペンネーム「岩茸」(イワタケ)というのは、岩や木の幹などにコケのようにはりついて育つ「地衣類」(ちいるい)という生き物の一種です。
皆さんも、ご覧になったことはあるはずですが、姿も色も地味で小さな存在なので、気づかずに通り過ぎてしまう方がほとんどでしょう。

「イワタケ」?岩に生えるキノコ?

「地衣類」って何だろう?

と思われた方は是非、ご紹介するサイトをお読み下さい。
私が「なぜ、地衣類に共感するのか」を感じて、地衣類ファンのお仲間になっていただければ嬉しいです。
(なお、私自身は地衣類研究会さんや博物館とは全く無関係の1ファンです)

国立科学博物館「地衣類の探求」
http://research.kahaku.go.jp/botany/chii/index.html

「地衣類自慢の写真集」
(「ヒメイワタケ」の写真をご覧下さい。黒くてペラペラした、キクラゲみたいなのが「イワタケ」です。)
http://home.hiroshima-u.ac.jp/lichen/jiman.html

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イワタケの仲間の「地衣類」は、こんな感じで岩や樹皮に張り付くように、ひっそりと生えています(それぞれの写真をクリックすると、大きい写真が見られます)。 コケに似ていますが、コケよりずっと地味な色(コケは鮮やかな緑)なので、簡単に区別できます。
「地衣植物」と呼ばれますが、実態は「植物」ではなく、キノコと藻類の「共生体」です。

地衣類は砂漠、ツンドラ・北極・南極のような厳しい自然環境に耐え、一般の植物が「手も足も出ない」岩の表面にも真っ先に生えるという「植物世界、生命圏のパイオニア(開拓者)、冒険家」です。
火山や大地の隆起で露出した「新しい岩石」が風化して土に変わっていく過程(プロセス)を速めているとも言われます。
この意味でも「開拓者」なんです。

(地衣類による岩石風化促進に関して、学術的な興味をお持ちの方は、2005年日本地衣学界のプログラム、研究発表A11の渡邉克晃先生(広島大学教授)について調べたり、連絡を取ってみてください。参考:日本地衣学界)


さて、本題に戻ります。
僕が「岩茸」をペンネームに使い始めた理由の一つめは、岩石の風化と地衣類の関係について調べているうちに、下記のように思えてきたからです。

人間社会の一員として生きる中で、地衣類のような「開拓者」でありたい。

もうひとつの理由は、

人間たち生き物は、地球という「おっきな石ころ」の上に生えた、うすっぺらいコケ(地衣)に過ぎない。

だけれども、その薄く小さな世界が、とても貴重なのだ

と思うからです。
「イワタケ」のような「地衣類」が菌類と藻類の「共生」である点にも、大きな意味と宿縁を感じます。

「イワタケ」の果敢ながら慎ましい生き様を、見習いたいものです。

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2005年11月18日 (金)

辞書は燃えているか?

インターネット百科事典「Wikipedia」は、平たく言うと ボランティアで百科事典作っちゃおうプロジェクト」です。一種の「掲示板」感覚で、誰でも執筆・編集・推敲に参加できるんですよ。

これまでは、僕自身も「自分が知らない分野の記事を読むだけ」の普通の利用者だったのですが、いつもどおりgoogleで調べ物をしていると、wikiの「篠笛」の項目を発見。読んでいると、やっぱり加筆したくなってくるのがマニアの悲しき性(さが)でございまして、「和楽器」だの「古楽器」「指穴(音孔)の定義と歴史」まで徹夜状態で書きまくってしまいました。(ちなみに「古楽器」の図版は、別の「執筆者」さん(当然ボランティア)が追加してくださったものですし、「篠笛」の項目の実音音域表は、僕がふつうの文面でふらふらと書いたものを、これまた別の「編集者」さんが、表に直して下さいました!ボランティア共同作業ってすばらしい!ありがとうございます!)

すると、世の中似たもの同士、行動パターンは似ているようでして、同じ記事に同じような頻度で書き込んでいる「同士」と遭遇します。コミューン万歳。

「同士」とは場合によっては「ライバル」でもあります。
僕が書いた記事を他人の視点で書き直されると、それが正しい場合でも一瞬プライドが刺激されてムカッときますし、僕が相手の記事を書き直したら、同じく相手はムカムカッと感じるでしょうね。(^.^A;
相手と同時に記事の加筆・修正をしていると、気分はタイピング競争、あるいはスクープ合戦をする新聞記者雑誌記者か??
ということでタイトルの通り、「辞書は戦場のごとく!メラメラと燃える、プライドとプライドのぶつかり合い」 なんだなあ、と感じました。
たいへん刺激的な経験でした。

(実際、口喧嘩ならぬ「文字ゲンカ」に発展することもあるんだそうで。一般のインターネット掲示板とおんなじですね~。)

んもー、こんな調子だから肝心の自分のホームページの記事が進まんのですワ。

反省したので、しばしwikiへの書き込みを控えて他の用事を…

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2005年11月11日 (金)

黒ごまおたべ

今日は京都に行ってきました。

帰りの京都駅伊勢丹で、妙なものを発見。

真っ黒なパッケージで「黒おたべ」…って、
あの京都名物、生八つ橋の「おたべ」?

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黒ゴマと竹炭で黒くしてあるそうです。

黒いお皿で、おいしくお召し上がり下さい。
(エッ、肝心の「おたべ」が見えないよ!?)

僕は、ゴマもきな粉もつぶあんも生八つ橋も大好物。

いやー日本人に生まれて良かったわァ。

ちなみに10ケ入り630円でございました。ごちそうさま。

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2005年11月10日 (木)

数字譜の起源

「ハーモニカ」の楽譜を、楽器屋さんで色々見せていただきました。

福原流の「篠笛用数字譜」が「ハーモニカ数字譜」をヒントにして考案されたという話は読んだことがあるのですが、ハーモニカ数字譜を実際に見たのは初めてでした。見事に「数字譜」ですね。中国の二胡や笛子(横笛)の数字譜、また石川琴風さん等の横書き数字譜のように、「アラビア数字のみで、低音は下に・、高音は上に・」でした。漢数字アラビア数字併用っていうのは篠笛だけだろうと思うんですよ。自分で読み書きするのは漢数字アラビア数字が便利だと思うけれども、国際標準を考えるとアラビア数字に統一すべきなのかな…と、ずーっと悩んでいます。

蛇足ながら、先日古本屋で購入した西洋音楽の専門書では、「數字樂譜と云ふのは…フランスの哲学者ルウソオ(1712-1778)が發明し又は改良して…」と解説されています。うーむ実は五線譜並みに歴史のあるものなんですね。

どんな本かと申しますと、「樂典解説」門馬直衛著(昭和11年)です。定価三円五十銭。昭和11年=1936年は盧溝橋事件の前年で、軍国主義が色濃くなってきた時代のはずですが、よくぞ西洋音楽の本を出せたものです。まだ本格的に調べてはおりませんが、著者はどんな人だったんでしょう…。今現代の書店・楽器屋に並んでいるクラシック音楽の解説書より、旋律論や音楽様式の解説が多くて含蓄が深い本のように思います。
(「今」は現代音楽・前衛音楽・大衆音楽・電子音楽の洗礼を浴びてしまった時代ですから、クラシック音楽の古典的な部分を丁寧に解説しても、一般の読者には「そんな古臭いのは時代遅れだ」と受け取られてしまうのかも。)

さて。この本では、数字譜に5ページを割いて、実例も出してしっかり解説されているのですが、その章の末尾にて「…転調の多い樂曲には最も都合が悪い。ですから、數字樂譜は、出来るだけ早く捨てるがいゝ。」と、書かれています。が…著者の予想に反して、この21世紀まで数字譜は生き残っているわけでございます(笑)。世の中、なんでもかんでも進歩的・グローバルスタンダードなものが古いものを駆逐すると予想するのは勘違いだということの、良い例ですよね。

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みさと笛試奏記

今日は近所の楽器屋さんに行ってまいりました。ピアノもお琴三味線も両方扱ってらっしゃるという和洋折衷のお店です。

「みさと笛」があるというので、久しぶりに吹かせていただきました。「音律の正確さを保つため」、天然竹そのままというものはなくて、木管か合竹のみしか作られていないそうです。
(ちなみに「合竹」というのは「合板」「集成材」を竹で作ったもので、能管・龍笛の伝統製管法「八つ割り返し」とは無関係です。)
「ファ」の穴がリコーダーなみに小さくなっていたり、僕の記憶の中の「みさと笛」より「進化」していました。改良モデルチェンジを続けていらっしゃるみたいですね。
喜月さんの「唄用」篠笛にも、蘭情さんの「ドレミに限りなく近い唄用」篠笛にも、不満はあります。例えば、喜月さんのような一般的な「唄用篠笛」は「ド」(数字譜「1」)が高く「ミ」(数字譜「3」)が低くて、メリカリ調整せずに西洋音階を吹くと音痴に聞こえますし、蘭情さんの「唄用」篠笛は、音律が正確で太く力強い音が出る反面、指穴が大きすぎて繊細な曲が吹きにくいんです。(細い笛を買えばいいんでしょうけど^^;)でも、「みさと笛」には、やっぱり喜月さんのような「普通の唄用篠笛」にある何かが足りない気がします。そういえば「みさと笛」の左手親指の「裏穴」、何のために開いてるんでしょう。まだ理解できません。。。

たぶん、「シ<=>ド」のトリルのためなんでしょうけど、2オクターブ目(甲音)の「ド」前後だったら
シ:[○●●|●●●●](数字譜「七」替え指)
ド:[○●●|●●●○](数字譜「1」)
で、
3オクターブ目(大甲)の「ド」前後だったら
シ:[○●●|●○○●](数字譜「7」替え指)
ド:[○●●|○○○●](数字譜「(1)」または「8」)
で、できますから、わざわざ裏穴開ける必要あるのかな…と思ってます。

「みさと笛」と同じメーカーさんの「ドレミ篠笛」も吹かせていただきましたが、一本調子相当の「F管」で、右手小指の穴が無いタイプしか置いてありませんでした。右手小指の穴に対するメーカーさんの考え方を知りたかったので、ちょっと残念。この「一本調子F管」は、木管のアイリッシュフルートF管とよく似た吹き心地でした。さすがに、きれいなドレミが出ますね。花梨・紅木のものもあるらしいです。黒檀か花梨で七孔唄用か七孔ドレミの篠笛があったら欲しいなあと思いました。

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2005年11月 3日 (木)

まんが日本昔ばなし再放送

「まんが日本昔ばなし」。

僕が子供の頃楽しく見て、今でも自分の中の「日本」のイメージの原点として大切に思っている「作品」です。「むかしの庶民の食事」を思い浮かべると、まんが日本昔ばなしの登場人物たちが食べていた「ごはん+ごった煮の味噌汁」の一汁一椀?が最初に浮かびます。昭和期の「ちゃぶ台で1汁3菜、一家団欒」とか、明治大正の富裕層の「ダンナが上座に座り、長男から順番に家族が並んで、全員の前に一膳ずつ台が運ばれてきて…」とか、はたまた平安貴族のお膳とか、そんなのは「豪華なご馳走」に見えてしまいますね。

その「まんが日本昔ばなし」が、再放送されているそうです。

http://www.tbs.co.jp/program/mukashibanashi.html

おコト(箏)のMAIKOさんのdiary読んで知ったのですけど、今夜の放送は既に終わってました(涙)。来週からは毎回ビデオ撮って残しておこうと思います。

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